当麻寺(たいまでら)中之坊に伝えられている観経曼荼羅(当麻曼荼羅)の複製品です。
昨年の奈良国立博物館で、「糸のみほとけ」展があり、当麻曼荼羅が出品されました。
あいにく私は行けませんでしたが、家内と娘は見学に行きました。
残念ながら実物の曼荼羅は、三分の一しか当時の繊維が残っていないのだそうです。
劣化がひどく、修復されていてもよく分からなかったそうです。
元の曼荼羅を元に作られた曼荼羅は、感動したと言っていました。
阿弥陀如来を中心に、向かって右が観世音菩薩、左が勢至菩薩の阿弥陀三尊となっています。
この曼荼羅は中将姫が、蓮の茎の糸を使用して作られたと伝えられていますが、実際は絹糸だそうです。
今から8年ほど前、奈良市内を散策していると、中将姫の生まれた場所にある誕生寺に出ました。
偶然でしたが、運が良かったと思っています。
誕生寺 地図